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最終更新日:2011年4月20日(水)

網走国定公園はこんなところ

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 網走国定公園は、オホ-ツク海に面し、網走市、北見市、大空町、斜里町、小清水町、佐呂間町、湧別町の2市5町にまたがり南北に長く広がる面積37,261haの自然公園です。
 通年の平均気温は6.0℃と比較的温暖ですが、流氷の接岸する時期には-18℃程度の厳しい寒さになります。降水量は年間800~900mm、降雪量も1m程度です。         
 昭和25年に道立公園として指定され昭和32年の自然公園法制定に伴い、改めて自然景観の価値が評価され、翌年7月1日に国定公園に指定されました。網走国定公園区域は、サロマ湖、能取湖、網走湖、濤沸湖、濤鶴沼など大小7つの湖沼群、これらを囲む砂丘、草原、丘陵からなり、オホ-ツク海沿いの穏やかな起伏の地形で構成されています。水平的で広大な北方特有の景観は、国内でも傑出した自然景観に恵まれています。 

サロマ湖・幌岩山計画区 キムアネップのサンゴソウ群落 幌岩山山頂

 この区域の大部分は湧別町、佐呂間町及び北見市に所在するサロマ湖の水域で、湖を囲む形で陸域部分も公園区域になっており、内陸側の中央部には公園内で最も標高が高い幌岩山(376m)があります。オホーツク海とサロマ湖の間に発達した長さ約20km、広さ約700haに及ぶ砂州上には、300種類を超える植物の生育が確認されるなど道内でも有数の規模をもつワッカ原生花園があります。また、サロマ湖の中程に突き出た形となっているキムアネップ崎はキャンプ場が整備され、サロマ湖に沈む夕日の撮影スポットとしても知られ、幌岩山の山頂展望台からはサロマ湖の景観を一望することができます。

能取湖・能取半島計画区 能取岬(網走市) 能取岬の冬(網走市)

 能取半島は、北見市側から張り出した砂州によってオホーツク海から隔離された能取湖と、安山岩系の基岩等がオホーツク海に張り出した能取岬等の断崖から成り立っています。能取湖の卯原内地区をはじめとする湖岸には、塩湿地植物のアッケシソウ(サンゴソウ)群落が見られ、秋の見頃には多くの観光客の目を楽しませています。また、能取半島の能取岬にかけては海食崖が見られ、水平的な海岸草原が広がる本公園には珍しい荒々しい景観が形成されており、オホーツク海から登る朝日や、一面に広がる流氷の格好の観賞ポイントとなっています。

網走湖・天都山計画区 天都山(網走市) 網走湖(網走市)

 網走湖及びリヤウシ湖は、オホーツク海からの海跡湖で、一部地盤の沈降によってできた湖です。網走湖の南側から網走川が流入し、そ
の流入河川周辺には湿地帯が形成され、東岸の女満別地区の樹林地の林床には、春先、ミズバショウなどの湿地植物群落が見られ、春の訪れが遅いこの地域において、真っ先に春の訪れを感じさせる風景を形成します。また、網走湖は冬期間結氷し、大勢の人たちがワカサギ釣りを楽しんでいます。

藻琴湖・涛沸湖・小清水原生花園・斜里海岸計画区 小清水原生花園

 藻琴湖及び涛沸湖は、砂州によってオホーツク海と区切られた海跡湖で、湖の周辺部には湿地帯が広がります。涛沸湖のオホーツク海に面した砂州は海岸砂丘として発達し、砂丘上にはハマナス、エゾキスゲなどの海岸草原が見られ、小清水原生花園として有名です。また、涛沸湖は水鳥の渡りの中継地としても知られ、毎年春と秋には多くの水鳥たちが羽を休めに訪れます。

 

「網走国定公園の紹介」(道自然環境課「北海道の自然公園」)