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最終更新日:2018年9月11日(火)


インフルエンザについて


インフルエンザについて

~ 症状と種類、予防 ~

毎年、冬季(11月から3月頃)になるとインフルエンザが猛威をふるい、私たちの健康を脅かします。

風邪とインフルエンザは症状も原因もはっきり異なります。

「インフルエンザ」は、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。普通の風邪よりも急激に発症し、症状が重いのが特徴。気管支炎や肺炎を併発しやすく、脳炎や心不全になる場合もあります。2009年春、いわゆる「新型インフルエンザ」が流行したことは、まだ記憶に新しいでしょう。

インフルエンザに関する正しい知識を持ち、その予防に心がけましょう

インフルエンザの感染予防は、
「手洗い」・「うがい」といった
予防行動を徹底することが基本です
インフルエンザ予防

インフルエンザと風邪の違い

一般的に、風邪はさまざまなウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。

 一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。子どもではまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を併発するなど、重症になることがあります。

<インフルエンザの特徴>

潜伏期間 … 1~3日

感染経路 … おもに飛沫感染(

発症 … 急激に38以上の高熱が出る

 症状 … 悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの全身症状、咳、痰(たん)、 呼吸困難、腹痛、下痢などの      胃腸症状 など

療養期間 … 一週間程度

 ※ 飛沫とは、くしゃみや咳(せき)などで唾液や鼻水が小さな水滴となって飛び散ること。

インフルエンザと新型インフルエンザ

インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。現在、国内で流行しているインフルエンザウイルスは、A/H1N1亜型とA/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3種類です。

 A/H1N1亜型は、インフルエンザ(H1N1)2009と同じものです。A/H1N1亜型のウイルスの中でも、平成21年より前に季節性として流行していたもの(いわゆるAソ連型)は、平成21年のインフルエンザ(H1N1)2009ウイルス発生後はほとんど姿を消しました。

 A型のインフルエンザはその原因となるインフルエンザウイルスの抗原性が小さく変化しながら毎年世界中のヒトの間で流行しています。これを季節性インフルエンザと呼んでいます。

時として、この抗原性が大きく異なったインフルエンザウイルスが現れ、多くの国民が免疫を獲得していないことから全国的に急速にまん延することによって、国民の健康と生命、生活に、場合によっては医療体制を含めた社会機能や経済活動にまで影響を及ぼす可能性があるものを「新型インフルエンザ」と呼んでいます。

最近では、新型インフルエンザは、大正7(1918)年(スペインインフルエンザ)、昭和32(1957)年(アジアインフルエンザ)、昭和43(1968)年(香港インフルエンザ)、平成21(2009)年(インフルエンザ(H1N1)2009)に発生しました。しかし、世界に流行が拡がり、多くの国民が新型インフルエンザに対して免疫を獲得するにつれ、このような新型インフルエンザも、季節的な流行を繰り返すようになっていきました。

インフルエンザ(H1N1)2009についても、平成23(2011)年4月からは、季節性インフルエンザとして取り扱われることになりました。

 次の新型インフルエンザウイルスはいつ出現するのか、誰にも予測することはできませんし、平成21(2009)年に流行したインフルエンザ(H1N1)2009とは異なる特徴を持っている可能性があります。

 平成21(2009)年にインフルエンザ(H1N1)2009ウイルスが流行した時には、人々が免疫を持っていなかったため秋季を中心に大規模な流行がおき、他の型や亜型のインフルエンザウイルスによる患者の発生はほとんどありませんでした。

 平成22(2010)年には、インフルエンザ(H1N1)2009ウイルスに加え、A香港型やB型のインフルエンザウイルスも流行しており、季節性インフルエンザとは異なる時期に大きな流行が発生する等の特別な状況は確認されませんでした。

 このため、厚生労働省は、平成23(2011)年3月31日、当時「新型インフルエンザ」と呼ばれたインフルエンザ(H1N1)2009ウイルスについて、通常の季節性インフルエンザとして扱うこととし、対応も通常のインフルエンザ対策に移行しました。

 インフルエンザウイルスは、世界中で流行していますが、流行するウイルス型や亜型の割合は、国や地域で、また、その年ごとにも異なっています。国内における流行状況の詳細は、国立感染症研究所感染症情報センターのホームページ(外部リンク)をご覧ください。

インフルエンザを予防するために

インフルエンザを予防する方法としては、以下があげられます。

流行前にワクチン接種を受けることが、最も有効な予防法です。
 また、たとえインフルエンザにかかった場合でもワクチンの接種は重症化防止としても有効です。

日ごろより次のことにも注意し、しっかり感染を予防しましょう。

感染経路の遮断

●なるべく人混みを避けましょう
●外出後は、うがいと手洗いをしましょう
●飛沫感染対策としての咳エチケット(外部リンク:PDF 452KB)
●部屋の湿度や温度を適切に保ち、定期的に換気しましょう

抵抗力をつける

●規則正しい生活を行い、睡眠を十分にとりましょう
●3食きちんと食べて栄養バランスを保ちましょう
●適度な運動をして体力をつけましょう
●ストレスをためないようにしましょう

患者との接触を避ける ●インフルエンザを発症した人がいる部屋は換気をよく行いましょう
●食器は別々のものを使用しましょう
●不織布(ふしょくふ)製マスクを着用しできるだけ外出を避けましょう

インフルエンザワクチンについて

 ■ワクチンの効果

 インフルエンザを予防するためには、流行前にワクチンを接種することが最も効果的です。

 また、ワクチンの接種により、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとど めることが期待できます。

 ワクチンの効果は、年齢、本人の体調、そのシーズンのインフルエンザの流行株とワクチンに含まれている株 の合致状況によっても変わりますが、65歳以上の健常な高齢者の場合、約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を 阻止する効果があったと報告されています。

 高齢者や基礎疾患を有する方(気管支喘息等の呼吸器疾患、慢性心不全、先天性心疾患等の循環器疾患、糖尿 病、腎不全、免疫不全症(免疫抑制剤による免疫低下も含む)など)では、インフルエンザが重症化しやすいの で、重症化防止の方法としてもワクチン接種をお勧めします。

 なお、ワクチンの接種については、かかりつけの医師とよくご相談ください。

 ■接種の時期は

  インフルエンザワクチンの接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、 その効果が十分に持続する期間は約5ヶ月間とされています。

  そのため、毎年流行の1ヶ月前くらいの11月~12月中旬までに接種を受けるのが理想です。

 ■インフルエンザワクチンの接種を、定期の予防接種として行う対象の方へ

  予防接種法によりインフルエンザワクチンの接種を、「定期の予防接種」として行う対象の方は、

● 65歳以上の方及び

● 60歳以上65歳未満の方で心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の周りの生活を極度に制 限される方、又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方な どとされています(60歳以上65歳未満の方で、対象となるかどうかわからない場合は、お住まいの町村に お問い合わせください)。

● 実施主体は、町村です。各町村ごとに助成内容や指定する医療機関、予防接種期間など実施方法が異なり ます。

   予防接種を希望される方は、それぞれのお住まいの町村へお問い合わせください。

● 原則として、ワクチン接種を受ける人の住民票の置いてある町村内で、町村が指定した医療機関等で接種 をすることになりますが、他の市町村の施設や病院に入所(院)している方は、住民票のある町村役場担当 係に詳細をお問い合わせください。

 ■インフルエンザワクチンの接種が、定期の予防接種の対象とならない一般の方へ

 インフルエンザワクチンの接種が、予防接種法による定期の予防接種の対象とならない一般の方は、ご本人と 医療機関との契約による「任意接種」として接種を受けることができます。

 ● 医療機関によっては、接種日が決まっていたり、予約の必要な場合があります。

  事前に医療機関に問い合わせをしてください。

  ● 予防接種の費用については、健康保険が適用されませんので、原則的に全額自己負担となります。

 また、接種の費用は医療機関により異なりますので、医療機関へ直接お問い合わせください。

 (町村による助成の有無についてはお住まいの町村役場担当係にご確認ください。)

 ◆注意事項

明らかな発熱を呈している人(通常37度以上)、鶏卵に対し明確なアレルギーがある人(食べるとひどいじんましん、発疹が出たり、口の中がしびれたりする人)、かぜなどにかかっていることが明らかな人などは接種をうけないでください。

また、これまでに予防接種で何か問題の起きたことのある人、けいれんの既往がある人や、少しでも自分の体調に不安がある人などは、事前に医師とよく相談し、場合によっては接種を中止してください。

これらに該当しない人あるいはよくわからない人も接種前に医師による健康状態のチェックを受けることが必要です。

インフルエンザワクチンの接種はあくまでも、ご本人の意思に基づいて接種を受けるものですので、接種する際は、予防接種の効果や副反応等についてよく理解されたうえで、受けてください。

予防接種法による定期の予防接種の場合、予防接種と健康被害との間に関係があることが否定できないと認定されると、予防接種法による被害救済の対象となります。詳しくは「予防接種に関する情報ページ(厚生労働省)」をご覧ください。

予防接種法の定期接種によらない任意の接種によって健康被害が生じた場合は、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法による被害救済の対象となります。

詳細な内容は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(救済制度相談窓口 TEL:03-3506-9411)にご照会ください。

インフルエンザにかかったかなと思ったら

 かぜだと安易に考えずに、早めに医療機関を受診しましょう

 具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

○ 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

○ 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。

○ 咳・くしゃみなどの症状のある時は、周りの方へうつさないために、不織布製マスクを着用しましょう。

○ 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。

 また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患(りかん)により、急に走り出す、部屋から飛び出そうと する、ウロウロと歩きまわるなどの異常行動を起こすおそれがあるので、自宅において療養を行う場合、少なく とも2日間、小児・未成年者が1人にならないよう配慮しましょう。

 ※ かぜ薬の中には、インフルエンザに罹っているときは使用を避けなければならないものがあります。

   アスピリンなどのサリチル酸解熱鎮痛薬、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸を含むものには注意  してください。

  (例:アスピリンなどのサリチル酸系解熱鎮痛薬は、15歳未満のインフルエンザの患者さんへ投与しない   ことになっています。)

 また、別の人に処方された薬はもちろん、当人であっても以前に処方されて使い残したものを使用することは避けるべきですし、市販の解熱鎮痛薬の一部にはアスピリンなどのサリチル酸系の解熱鎮痛成分を含んだものもありますので、解熱剤の使用は自己判断せず、使用時にはかかりつけの医師や薬剤師によく相談しましょう。

 インフルエンザについて、疑問がありましたら、かかりつけの医師によく相談しましょう。

インフルエンザの治療薬

 インフルエンザに対する治療薬としては、下記の抗インフルエンザウイルス薬があります。

・オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル

・ザナミビル水和物(商品名:リレンザ

・アマンタジン塩酸(商品名:シンメトレル

・ペラミビル水和物(商品名:ラピアクタ

・ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)など

 ただし、その効果はインフルエンザの症状が出はじめてからの時間や病状により異なりますので、使用する・  しないは医師の判断になります。

 抗インフルエンザウイルス薬の服用を適切な時期(発症から48時間以内)に開始すると、発熱期間は通常1~ 2日間短縮され、ウイルス排出量も減少します。
  なお、症状が出てから2日(48時間)以降に服用を開始した場 合、十分な効果は期待できません。効果的な 使用には用法、用量、期間(服用する日数)を守ることが重要です。


感染の拡大防止のために

一般的に、インフルエンザ発症前と発症してから3~7日間はウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。

排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。この期間に患者は感染力があるといえますが、その長さには個人差がありますし、抗インフルエンザ薬の内服によって通常1~2日間短縮されます。

学校保健法では、「発症した後5日を経過し,かつ,解熱した後2日(幼児にあっては,3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としていますが、「ただし、病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めたときは、この限りではない」となっており、医師の裁量が認められています。また、職場復帰の目安については決まったものがありません。

インフルエンザ罹患後には体力等の低下もありますので、以上のような点を考慮の上、いずれの場合も無理をせず十分な体力の回復ののちに、復帰しましょう。

◆インフルエンザ情報のリンク先

<厚生労働省>

インフルエンザ対策

インフルエンザQ&A

厚生労働省のインフルエンザ関連お問い合わせ・相談窓口

<北海道>

北海道感染症情報センター(北海道立衛生研究所)
   北海道感染症情報センター 学校保健情報(北海道立衛生研究所)