令和4年度北見市柏木地区春期懇談会を開催しました(網走本所)
令和5年3月15日(水)、地域第一係は北見市柏木地区(重点地区)の農業者7名および農協職員と春期懇談会を開催しました。本年度普及センターと農業者で一緒に行った活動の結果を報告し、次年度の取り組みを検討しました。
本年度、普及センターでは直播てんさいの安定生産を目的として、土壌pH適正化の支援、輪作に関連したほ場のy1調査を実施しました。この結果について報告し、「てんさいに適した施肥方法」などについて提案をしました。
また、北海道糖業株式会社にも出席いただき、安定生産に向けた風霜害対策やクラスト害対策について情報提供いただきました。
そのほか、2月1日(水)に実施した経営勉強会で各農業者が作成した原価分析データを基に、普及センターから各作物の収益や経費について報告し、「今後の経営に向けて何が必要となるのか」を全員で検討しました。
農業者からは、「今回紹介されたてんさいの施肥方法は肥料ヤケしない?」「肥料の減肥は可能?」といった質問や、「基準年と比べて、費用が掛かっている」「今後は土壌分析結果に応じた減肥も検討したい」といった意見があげられました。
普及センターでは、今後も地域の安定生産に向けて、輪作を視野に入れた土壌化学性(pH)や土壌物理性の改善を支援していく予定です。
てんさいの安定生産に向けて報告および提案
農業者との意見交換