自然公園の概況
わが国屈指の原生的な自然環境を誇る知床国立公園をはじめ、5つの自然公園が指定されており、個性的ですぐれた自然景観が数多く見られます。
関連事業
施設整備事業
道民の自然公園に対する関心の高まりから自然公園の利用者数は増加傾向にあるため、利用者が快適に自然とふれあうことができるように、遊歩道、公衆トイレ、駐車場などの施設整備を行っています。
小清水原生花園植生回復事業
網走国定公園小清水原生花園では、牧草等が増殖して自然の海岸植生が衰退してきたため、昭和58年から小清水町が定期的な火入れを行ってきました。その後、調査研究や関係者の協議を経て、平成7年からは網走国定公園小清水原生花園植生回復事業として、計画的な火入れやオオヨモギなどの帰化植物の除去を実施し、ハマナスやエゾスカシユリなどの植生の回復を図っています。
※令和7年度の火入れは終了しました。
知床国立公園自動車利用適正化事業
知床国立公園の一部の地域では従来から、マイカー等の過剰利用による交通渋滞と、自然環境への悪影響が問題となっていました。このようなことから、環境省、オホーツク総合振興局、斜里町、知床自然保護協会等関係機関で構成する「知床国立公園カムイワッカ地区自動車利用適正化対策連絡協議会」が設置され、平成10年度から自動車の乗り入れを規制し、規制期間中は、知床五湖~カムイワッカ間において、シャトルバス(有料)を運行しています。毎年度の運行については、連絡協議会で検討の上、決定しています。