百日咳の増加について

百日咳とは

百日咳は、百日咳菌による感染症です。患者の咳やくしゃみなどの飛まつに含まれ、感染が広がります。感染すると、5~10日(最大3週間程度)の潜伏期間を経て、かぜ様症状がみられ、徐々に咳が強くなり、特徴的な発作性の咳症状が現れます。治療には、抗菌薬が用いられます。

百日咳の発生状況について

北見保健所管内では、近年、2018年に3人、2019年に29人、2020年に2人、2021~2022年の発生はありませんでしたが、2023年は10月1日時点で6人の感染者を確認しています。
ワクチン接種により、国内の百日咳の発生数は減少していましたが、ワクチン接種を行っていない人や接種から年数が経過して、免疫が減衰した人の感染がみられています。管内では特に、小学生~中学生の感染が目立っています。

学校保健安全法における取り扱い(R5.10現在)

学校保健安全法施行規則では、百日咳は第2種の感染症に指定されており、特有の咳症状の消失、適切な期間の抗菌薬の治療終了後など、出席停止の基準が定められています。詳しくは学校保健安全法施行規則をご確認ください。

感染症法における取り扱い(R5.10現在)

感染症法では、百日咳は5類感染症の全数把握対象疾患に指定されており、診断した場合、7日以内に最寄りの保健所に届出することが義務づけられています。

厚労省 感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について 百日咳

百日咳 感染症法に基づく医師届出ガイドライン(第2版)

参考

百日咳 (PNG 290KB)

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