麻しんについて

麻しん(はしか)の予防について
 

麻しん(はしか)とは

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。ウイルスによる感染症は、風邪のウイルスや、水痘(みずぼうそう)、風しん、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)など、様々なものがありますが、麻しんはその中でも特に注意が必要な感染症の一つです。高熱や発疹といった主たる症状のほか、肺炎や中耳炎などの合併症も多く、また、入院治療が必要となることも少なくなく、時に死亡することもあります。
 

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発生状況

 関東地方などで麻しん患者の発生が続いていますが、北海道においても札幌市を中心に患者発生がみられます。なかでも、予防接種を受けていない方や麻しんに対する免疫があまりない10歳代の方々の感染が多くみられますので、これらの方々は特に注意が必要です。

  麻しんの発生状況(北海道感染症情報センターより)
 

予防方法

麻しんは、患者のせきやくしゃみなどにより、空気中にばらまかれた麻しんウイルスを吸い込むことにより感染します。(空気感染、飛沫感染)

   また、その感染力はインフルエンザよりも強いといわれています。

 ○このため、日ごろからうがいや手洗い、マスクの着用などを心がけ、感染予防に努めましょう。

麻しんの症状が出た時には、他の人にうつさないようマスクをして早めに医療機関を受診しましょう。

○リーフレット:「麻しん(はしか)に注意しましょう!」(PDF)

麻しんは予防接種で防げる病気であり、ワクチンの接種は個人でできる有効な予防方法です。ワクチンを接種し、免疫をあらかじめ獲得しておくことが重要です。このため、麻しんは、予防接種法の対象疾患とされており、市町村が予防接種を実施しています。 

接種するワクチンは、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)又は麻しん単独ワクチンで、2回接種を受けることとされています。

第1期・生後12ヶ月以上24ヶ月未満の者

第2期・5歳以上7歳未満の者であって、小学校入学前の1年間

※平成20年度から24年度までの5年間は、時限措置として、中学1年生(第3期)と高校3年生(第4期)を対象に2回目の接種が実施されていました。

詳しくは、お住まいの区市町村の窓口にお問い合わせください。

医療機関の方へ

○ 平成20年1月1日以降、麻しん及び風しんを診断したすべての医師は、都道府県知事(保健所長経由)あてに患者発生届を提出することとなっています。

  特に、麻しんの患者発生届を受けた保健所は、感染症法に基づき、直ちに患者調査(感染源や感染経路などの確認)などの行政対応を行うこととなっていますので、麻しんの発生届は、最寄りの保健所に対し、可能な限り24時間以内に提出してください。

       なお、提出後、保健所から届出医師に対し、患者情報(氏名や住所など)の聞き取りを行います。

     麻しん及び風しんの届出基準と届出様式は、次のとおりです。
   ※ 麻しんの届出様式と届出基準

     風しんの届出様式と届出基準

 

【麻しん情報リンク先】

国立感染症研究所感染症情報センター

 「麻しんの現状と今後の麻しん対策」、「医師による麻しん届出ガイドライン」、「医療機関での麻しん対応ガイドライン」、「保育所・幼稚園・学校等における麻しん対応ガイドライン」などが掲載されています。

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