河川水濁度調査

河川水濁度調査について

調査の目的
道では、道民の皆さまへ森林機能と森林施業への理解を深めていただくとともに、海域を含めた流域環境の保全を図ることを目的に河川水の濁度調査を実施しております。

調査対象河川
興部川水系興部川・宇津川(平成21年度より調査を開始)
雄武川水系雄武川(平成25年度より調査を開始)

選定理由
両水系の河口周辺では沿岸漁業が行われているとともに、上流には生活、工業、農業用等の取水施設があり、濁水が発生した場合には地域の方々の生活に影響が及ぼす事が考えられるため。また、雄武川水系の人工林で5ha未満の皆伐を実施しており、伐採による影響の有無を調べるため。

調査番号と調査位置
NO1興部川・宇津川合流地点下流側
NO2興部川・宇津川合流地点上流側
NO3宇津川水道取水施設地点下流側
NO4宇津川水道取水施設地点上流側
NO5右ポンウツツ沢由美橋
NO6道道49号線稲士別橋付近
NO7道道49号線六郷橋地点
NO8道道49号線横田橋地点

調査項目
(1)流域情報
流域面積、土地利用別面積割合、地質別面積割合
(2)採水情報
調査年月日、採水時刻、川幅、水位、濁度、雨量mmh)
(3)備考
上記の調査項目以外で、気付いた点があれば記載。

平成23年度~河川濁度調査結果 (北海道オープンデータポータルサイト へ)

※Excelファイルは北海道オープンデータポータルでダウンロードできます。

濁度とは?
Q:濁度(NTU)とは、何ですか。
A:濁度とは、水の濁りの程度を数値化したものです。
河川の水には様々な物質が含まれています。河川の水の濁りの原因は浮遊土砂です。
濁度計測では、河川水に含まれる浮遊土砂の量を直接には表すことは出来ませんが、濁りの度合いを数値化しております。
濁度の単位は、比較計濁度単位(NTU)で、水が濁っているほど数値が高い値になります。(※NTU=Nephelometric Turbidity Units)
なお、本調査においては、HAC社製2100P濁度計測器を使用しております。

Q:「澄んだ水」の濁度はどのくらいですか。
A:「澄んだ水」と「濁った水」を明確に区別する基準はありません。
濁度が10NTU未満であれば、見た目には透きとおって見えます。
見る人によって違いますが、「明らかに濁っている水」と判断される濁度は100NTU程度と言われています。

Q:濁水と降水量には関係はありますか。
A: 河川の濁りには、降水量や地質、土地の利用状況など多くの要因が関係しています。
これまでの調査結果から、降雨時には濁度の値が比較的高くなっています。

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