森林資源の循環利用2
つる切り・除伐
11~20年ほど成長した苗木(⇒植栽木)に巻付いたつる類を取り除きます。
これにより、つるが幹をしめつけたりするのを防ぎ植栽木の健全な成長を促します。
また、光を遮断し、植栽木の成長を妨げる侵入木や、成育が不良な植栽木を除去します。
間伐
植栽木の成長が進み、長期間混み合った状態でいると林内に光が差し込まず、
全体的に太さの細い不健全な林になってしまいます。
このため、間引き(間伐)を行って木の成長を促進させるとともに、
林内に光をあて、下草の回復や広葉樹など後継樹の侵入を図ります。
枝条粉砕
間伐後に残った枝などは一部を粉砕し、資源の有効活用を図ります。
主伐
植栽した木には伐採に適した標準的な林齢があり、侵入した後継樹がある場合や、後継樹がない
箇所への植栽を行うために必要な箇所は、世代交代のため植栽木を伐採して成育空間を確保します。
伐採の方法には、高さの違う様々な木がある林(⇒複層林)に誘導するため、抜き伐りだけをして
林内に光をあてる方法や、木の疎らな小さな穴を単位として、それらをモザイク状に配列した
複層林にするため群又は帯状にまとめて伐採し、その後、植栽を行う方法があります。