チョウセンヤマナラシ保護林
○チョウセンヤマナラシ保護林○
名 称:チョウセンヤマナラシ保護林
設定年月日:昭和50年10月
所 在 地:網走郡津別町字最上
林 小 班:網走東部管理区129林班11小班
面 積:4.00ha
1 設定目的
山火事跡地に発生したチョウセンヤマナラシを主体とした広葉樹林の生育状況を調査、観察し、
山火事再生林の森林施業、山づくりの指針として設定された。
2 林 況
設定時と比較し自然淘汰が進みha当り本数は860本と約25%減少し、材積では63%増加してい
る。樹種構成はチョウセンヤマナラシ49%と占有率が低くなり、ミズナラ、イタヤカエデ、イ
ヌエンジュなどの広葉樹が侵入してきている。下層植生はクマイザサが密生し更新木は見られ
ない。森林の履歴としては、伐採等の施業経歴はない。
ha当り本数:860本(広葉樹のみ)
ha当り蓄積:195m3( 〃 )
平均直径:18cm( 〃 )
平均樹高:11.5m( 〃 )
主な灌木:特になし
主な草木:クマイザサ
3 保護林のみどころ
山火事跡地に先駆樹種であるチョウセンヤマナラシの発生(根茎萌芽)後、ミズナラ、イ
タヤカエデ、イヌエンジュなどの広葉樹(実生)が発生し、樹種構成の多様化に伴い樹種間
競争が始まるなど林分状況の推移が見られる。