令和4年11月4日、美幌町昭野地区の小麦ほ場にて、農業者2名、関連企業、JA、北見農業試験場、普及センターで、農薬散布用ドローンの作業性調査を行いました。
調査は、①倉庫からほ場までの機械の移動、②薬液準備、③散布作業、④後片付け、⑤ほ場から倉庫までの機械の移動における所要時間を計測し、慣行のスプレーヤ防除と比較しました。当日は風の影響を受けず、一連の作業を滞りなく実施できました。また、散布された薬液がしっかりと小麦に付着していることも確認できました。
「ドローンの最大の利点は、ほ場の土壌水分が高くてトラクタが入れないときでも散布できること。『今、作業したい』が叶い、適期防除が可能になること」、「(当日使用の)この機種は、ほ場の端まで散布できるので安心して作業できる」、「新たに自走式の作業機も発売されている」等の声が参加者から聞かれ、たくさんの情報が共有できました。
普及センターでは、今回の調査で得られた結果から労働時間や経済性を評価し、今後の農薬散布用ドローンの導入や活用に向けた情報を提供していきます。
農薬タンクに薬液を投入します
ドローンの飛行状況を確認
農薬の付着状況を感水紙で確認