普及センター美幌支所主催の美幌地区農村ゼミナールを令和5年6月27日(第5回)と7月11日(第6回)に開催し、若手農業者、農協職員、美幌町職員などから延べ30名が出席しました。
第5回では、「作物を見るポイントを学ぶ」とし、ほ場を巡回しながら生育調査の方法と作物を見るポイントを学びました。また、「試験ほから学ぶ」では、美幌みらい農業センターの午来主幹や薬草メーカーから、ハウス立茎アスパラガスの取組や薬草試験について学びました。第6回では、「病害虫・農薬の使い方を学ぶ」とし、病害虫防除や除草剤の使い方について学びました。つぎに、「農業機械・農作業安全を学ぶ」では、農業機械メーカーの担当者から、農作業事故が多いポテトハーベスタを見ながら、実際に生じた事例を交えて学びました。
美幌みらい農業センターの午来主幹からは、「美幌町のアスパラガスは、伏せ込み栽培など多くの作型がある。消費者からのニーズは高い」などの説明があり、出席者からは「ハウス立茎アスパラガスに興味がある。病害対策について教えて欲しい」など多数の質問が出されました。また、農業機械メーカーの担当者からは、「冷静に作業すれば農作業事故は発生しない。急ぎ、焦りが事故を生む」「事故が起きると想像以上に日常生活に支障をきたす」など自身の農作業事故経験を交えた説明があり、出席者は事故防止に向け、身が引き締まる内容となりました。
農村ゼミナールは令和5年12月までに残り3回開催予定です。今後も普及センター美幌支所は継続して、若手農業者を支援していきます。
作物を見るポイントについて学びました
午来主幹から、アスパラガスの栽培方法について詳しく説明がありました。
田村専門普及指導員から、病害虫防除のポイントを説明しました。
ポテトハーバスタを前に農作業事故が起きやすい箇所や点検・整備のポイントを学びました。