令和5年7月25日、農業者、美幌町、JA、普及センターなどで構成する美幌町農村ツーリズム推進協議会の活動として、大阪高等学校の生徒9名と教員1名を美幌町に招き、秋まき小麦ほ場の見学を行いました。
ほ場では、最初に普及センターから、小麦の生育や栽培方法について説明を行いました。つぎに、生徒が実際に穂をちぎり、手のひらで脱穀。穂の中から飛び出る粒の様子を感じてもらいました。さらに、ほ場の中まで入ってもらい、小麦の匂い、収穫時期「パチ、パチ」という小麦から発する乾燥音など、視覚、触覚、嗅覚、聴覚をフルに使い小麦の魅力を感じてもらいました。
ほとんどの生徒は実際に小麦を見たことがなく、小麦畑の壮大さに感動した様子。「初めて小麦の粒を割ってみた。これが小麦粉になるのか!」「小麦から音が出るなんて不思議!」「品種によって粒の色、硬さが違うこと、初めて知った!」など、たくさんの驚きの声が出されました。
大阪高等学校では、今後、校舎内でプランタを使って小麦を栽培し、製麺までチャレンジするとのこと。今回の体験をきっかけに、農業の魅力をさらに知ってもらい、農業の応援団になってくれることを期待するばかりです。
なお、本活動では秋まき小麦ほ場見学の他に、美幌町内で様々な体験を行いました。普及センターは、本協議会などを通じて、これからも農業の魅力を発信していきます。
田村専門普及指導員から小麦の生育や栽培方法について説明。
穂から粒を出す方法を説明。「小麦の粒、初めて見た!」
初めて小麦畑に入った生徒達。「小麦ってチクチクするんだね!」