令和5年11月29~30日、普及センター美幌支所の重点活動地区である津別町恩根地区の農業者、JA、普及センター計8名で、上川管内士別市、剣淵町におけるなたね栽培や土づくりに関する視察研修を行いました。
29日は、合同会社OMEGAファーマーズを視察し、なたねの流通状況や品質面に関する意見交換、搾油施設の見学などを行いました。つぎに、上川農業改良普及センター士別支所では、恩根地区と似通った立地条件である、士別市温根別地区における輪作体系確立の取組を学びました。30日は、(株)アグリプロダクト笠井を視察し、なたね栽培のポイントや収穫後の乾燥・調製方法について学びました。
恩根地区のなたねは、令和6年に初出荷の予定です。参加者からは「乾燥後の調製技術が重要であることが分かった。実際の調製作業を見てみたい」「なたねは流通上は、酸化値など注意すべき項目や品位があることを知った」「なたねは秋まき小麦の前作として輪作体系に組み入れている」など、活発な意見交換がなされました。
恩根地区では、長期的な土づくりの視点から、令和4年は種からなたねの試験栽培に取り組んでいます。普及センターでは、今回の視察研修で得られた情報を参考に、関係機関と連携しながら、なたね導入に向けた支援をしていきます。
OMEGAファーマーズにて、なたねの流通状況や品質管理方法を学びました
搾油施設にて、搾油工程を見学
上川農業改良普及センター士別支所にて、輪作体系確立に向けた取組を学びました
(株)アグリプロダクト笠井にて、なたねの調製方法を視察