令和5年12月19日、津別町恩根地区を対象とした懇談会を開催し、農業者、JAつべつ、津別町役場などから19名の出席がありました。
懇談会では、令和5年に農業者と関係機関で連携し取り組んだ①移植てんさい、たまねぎのリン酸減肥による肥料費削減、②秋まき小麦の生育状況と可変施肥に対応した生育指標づくり、③なたねの試験栽培の活動について情報共有し、令和6年に向けた意見交換を行いました。また、なたねの調製、流通に関する先進地視察研修結果を報告し、予定時間を超過するほど熱く、にぎやかな懇談会となりました。
肥料価格高騰のなか施肥改善への関心は高く、農業者から「てんさいはリン酸を減肥しても糖量確保は可能。土質に合わせながら肥料費を削減したい！」など、多くの意見が出されました。また、試験栽培で収穫したなたねのサンプルを見ながら「なたねの品質は良好。令和6年産の収穫に向け、作業体系を検討していこう！」など、導入に向けた機運が高まりました。
恩根地区では、長期的視点に立った土づくりを進めつつ、肥料費などのコスト削減を図っています。普及センターは農業者、関係機関と連携しながら、恩根地区の取組を支援していきます。
秋まき小麦の目標とする生育指標を説明しました
収穫したなたねの品質を確認中
