令和6年1月15~16日、津別町恩根地区で取り組むなたねの視察研修を愛知県で実施し、恩根地区の農業者、JAつべつ、ホクレン、JA全農など11名が参加しました。
まず、愛知県のなたね流通業者と懇談し、愛知県内のなたねの生産状況や、恩根地区で生産するなたねの取扱方法について意見交換を行いました。つぎに、西尾市で国産なたねのみ搾油する(株)ほうろく屋を訪問し、なたねの搾油過程や搾油方法による油品質の違いなどを学びました。
(株)ほうろく屋では、絞りたてのなたね油を試飲。参加者からは「味が濃厚。こんななたね油は味わったことがない。搾油方法の違いでこんなに味が違うのか!」「油を手に塗ってみたらしっとり。このなたね油はすごい!搾り粕の活用含め、捨てるところがない!」など驚きの声が次々とあがり、濃密な意見交換がなされました。
恩根地区では、長期的な土づくりの視点も含め、昨年秋からなたねの実規模栽培が始まりました。今年、初収穫されるなたねは、愛知県に出荷する予定となっており、生産、流通、加工、販売までの体制が整いつつあります。恩根地区で生産されるなたねが消費者に愛されるなたね油になることを期待し、普及センター美幌支所は今後もなたねの取組を支援していきます。
(株)ほうろく屋の杉崎社長(左)となたねの取組について意見交換
なたね粕の活用方法を聞く農業者(左)
なたねの天日干し作業。この一手間が重要とのこと