施肥設計の学習とプロジェクト課題設定~第5回北見地区農村ゼミナール~(網走本所)
令和2~4年度 第5回農村ゼミナールを令和3年12月10日に開催し、受講生11名が参加しました。
午前は「土壌の基礎(施肥設計)」に関する講義と演習、午後は「プロジェクト課題の設定」を行いました。
「土壌の基礎」の講義では、肥料の種類、肥料袋の見方を学びました。その後、受講生が持参した土壌診断結果票を用いて、pH矯正やリン酸矯正に必要な資材投入量の算出方法を演習形式で学習しました。
「プロジェクト課題の設定」では、作物ごとにグループとなり、実施計画の作成を行いました。各グループのテーマは、「ばれいしょの株間試験」、「てん菜の株間試験」、「たまねぎの分肥と追肥の効果確認試験」に決定しました。今後は、グループごとに連絡を取り合いながら、試験ほの設置や調査を行う予定です。
受講生からは、『実際の土壌分析表を使って計算できたのは良かった。』、 『肥料計算は作物を栽培するのに大事なので、しっかりと頭に入れておきたい。』、『慣行区、試験区の設置と管理は大変そうだが、グループでの取り組みなので頑張ろうと思います。』 などの声が聞かれました。
今後も地区内の青年農業者の知識・技術力向上を目指し、演習を中心とした講義を通して支援していきます。
講義の様子
pHやリン酸矯正に必要な資材の量を計算