令和4年8月26日、普及センターが重点的に支援している津別町恩根地区にて懇談会を行い、対象となる農業者全員(8名)とJA担当課長が参加し、普及センター全担当者(8名)を含め、熱く、にぎやかな会となりました。
まず、現地ほ場にて、ほ場条件の良否による秋まき小麦の根張りの違いや土の硬さなど、穴を掘って確認しました。
その後、地区内の集会所「寿の家」にて、事前に普及センターで実施した根張り調査、土壌硬度調査を図示しながら、今後のほ場管理や新規作物導入に向けた意見交換を行いました。参加者から「恩根地区のほ場は条件不利地が多く、土も硬い。今後、しっかり土づくりに取り組みたい」「重点農家、関係機関みんなで、新規作物を導入している先進地を視察しに行こう!」など将来を見据えた意見が次々と出され、さっそく、新規作物導入に向けた実証ほの設置が決まりました。
最後に、普及センターから秋まき小麦のは種に向けた情報提供を行い、作物生理からみた越冬前管理のポイント、適期は種、は種床造成方法などを説明しました。
たまねぎの収穫作業などが始まり多忙の中での開催でしたが、対象者全員が参加し、恩根地区の将来像の共有や技術研鑽につながる盛りだくさんの内容となりました。
なお、美幌支所では津別町恩根地区で今後も農業者、関係機関と連携しながら、将来を見据えた地域づくりを支援していきます。
土壌断面を見ながら、ほ場の特徴を確認しました
根張りの状態を透明シートになぞっています
なぞった透明シートを説明。参加者から「根張りの状態がよく分かった!」の声
新規作物導入に向け、活発な意見交換が行われました
秋まき小麦のは種前講習会も行いました