農業者と馬鈴しょの収量調査を実施(清里支所)
普及センター清里支所地域第二係の担当する斜里町では、でん粉原料用馬鈴しょ品種「コナヒメ」が地域の主力品種として栽培されています。しかし、近年の極端な気象や土壌病害虫の影響を受け、収量が伸び悩んでいるため、農業者から地域に適した栽培法の確立が求められています。
そこで普及センターでは、重点活動対象地域の農業者と協力し、培土の高さや培土時期を比較する試験ほを設置し、9月上旬に収量調査を行いました。加えて、病気の発生程度や地下部の生育差、土壌硬度や砕土率の差なども詳しく調べています。
試験に協力いただいている農業者からは「地域に合った栽培法を検討する材料になり、助かっているよ」といった言葉を頂きました。
地域の農業者への結果報告は農閑期を予定していますが、普及センターではこれからも地域農業の課題解決に向け、農業者を支援していきます。
試験では決められた面積を収穫(坪堀り)しています。
培土内の土壌硬度を測定しました。
収穫した馬鈴しょの重量を測定しています。
規格(重さ)ごとに分けて傾向を見ています。