酸性硫酸塩土壌の研修を行いました～酸性硫酸塩土壌ってどんな土壌？～（清里支所）
令和5年2月27日、普及センター地域第一係職員7名が酸性硫酸塩土壌に関する職場研修を行いました。酸性硫酸塩土壌とは硫黄化合物により土壌が強酸性を呈し、作物に大きな悪影響を与えるもので、道内でも数十カ所で酸性硫酸塩土壌の判定がされています。
地域第一係の重点地区である清里町清泉地区は種子用ばれいしょ生産地帯のため、そうか病を考慮し、pHが低いほ場が散見されています。一方で、農業者からは「土壌pHが中々あがりにくい」という声が聞かれ、酸性硫酸塩土壌の可能性も考えられるため、この研修を実施しました。
今回は講師として北見農業試験場の研究員を招き、「酸性硫酸塩土壌についての基礎知識及び測定法」について情報交換を交えた研修を行いました。参加した職員からは、酸性硫酸塩土壌だけでなく、腐植や土壌微生物について等の質疑があり、有意義な研修会となりました。
地域の土壌サンプルは測定中であり、今回得た情報を参考にして、普及センターでは地域の課題解決に向けた支援を続けていきます。
研修用サンプル測定の様子
研修会の様子
