令和6年1月30日、普及センター地域第二係は重点地区で冬期研修会を開催し、農業者21名、農協職員3名、端野総合支所職員1名の計25名が参加しました。
研修会では、「心土破砕機による土壌物理性改善」「有機物の有効活用」の2点について情報提供を行いました。
心土破砕機による土壌物理性改善は、全層心土破砕機の春施工による効果を共有し、土壌物理性改善の重要性について理解を深めました。
有機物の有効活用は、事前に行ったアンケートから地区で有機物の活用が進んでいることを受け、堆肥と緑肥の種類や特性の共有を図りました。
その後、地区内で実施している緑肥導入効果試験について説明しました。緑肥によって物理性の改善効果等に違いがあることから、目的に合わせて使い分けることが大切であることを確認しました。
参加した農業者からは、「全層心土破砕機は春施工と秋施工、どちらが良いのか?」といった質問や、「情勢として脱炭素の流れがある、今後そういった点からも情報提供をお願いしたい」との声が挙がるなど、活発な意見交換の場となりました。
普及センターでは引き続き、地域の課題解決に向けて取り組んでいきます。
普及指導員より、有機物の種類や特性を説明
熱心に説明を聞く農業者