令和6年6月21日、網走農業改良普及センターは第9回農村ゼミナールを開催し、受講生8名が参加しました。今回はプロジェクト活動の経過紹介と、農業士のほ場および北見農業試験場の視察を行いました。
本年は、プロジェクト活動として受講生がグループごとに分かれ、たまねぎ等の試験・調査に取り組んでいます。今回はそのほ場を巡回し、試験概要や生育状況を確認しました。
農業士のほ場視察では、北見市広郷の大丸農業士にご協力をいただき、経営概要やたまねぎの栽培における工夫等を学びました。また北見農業試験場の視察では、リン酸減肥の試験ほ場と秋まき小麦の品種育成ほ場を視察し、担当職員からリン酸の施用量による生育の違いや小麦の品種育成の目標について説明がありました。
受講生からは「他地域の農業者が行うほ場管理や防除を知ることができて勉強になった」、「自分のほ場でリン酸過剰な場所があるので、土壌分析を実施して施肥設計を考えたい」といった感想が寄せられました。次回は本別町の農業大学校の視察を予定しています。
今後も普及センターは若手農業者のスキル向上に向け、活動を支援していきます。
プロジェクトほ場で生育経過を確認
小麦の育種の変遷を目で見て実感