『daily-school』を開催しています(紋別支所)
北オホーツク農業担い手対策協議会(興部町・雄武町・JA北オホーツク、指導農業士をはじめとする地域農業者、普及センターで構成)では、興部町・雄武町の新規就農者、新規参入者、研修生、法人スタッフ等を対象に基礎的な学習会「daily-school(デイリースクール)」を毎年開催しています。
令和6年は第1回目を4月26日(金)に 開催し、10名が集まりました。内容は『押さえておきたい牛の基本』をテーマに普及センター高見専門普及指導員が講師を担当し、座学を行いました。参加者からは、日頃の牛舎作業や管理で疑問に思うことについての質問が寄せられました。
第2回目は5月24日(金)に『草地を考える!草種の見方』をテーマに開催しました。普及センター小沼普及指導員が講師となり、12名が参加しました。当日はあいにく雨のため、草地で実際に見ることは出来ませんでしたが、事前に採取したチモシーやオーチャードグラス、白クローバー、アルファルファ等の現物を手に取りながら牧草の特徴や見分け方を説明しました。
参加者からは、普段はトラクターに乗った高い位置や遠目で草地を見ることが多く、「実際に草を手に取り確認するのは初めて」という声も聞かれ、和気藹々とした雰囲気の中でも真剣なまなざしで学習会に臨む姿がみられました。
今年も座学や実技を組み入れた内容で年間5回程度の開催を予定し、普及センターは関係機関と連携し活動を支援します。
開会挨拶(JA北オホーツク担い手対策課武藤課長)
小沼普及指導員による草種説明
~第1回目で寄せられた質問~
【質問1】農場で舌回しする牛がいるが、何らかのストレスを感じているのでしょうか?
【回答1】舌回しがストレスと書かれている文献もある。牛群内に舌回しをする牛が何割見られるかで対策を行うべきか検討すると良いでしょう。
【質問2】乳房炎軟膏を乳頭口から入れるときは、キャップをすべて外して入れるのではなく、先端だけで良いか?
【回答2】良い。乳房炎軟膏の先端を長いまま挿入するとケラチン層を痛めてしまいます。
髙見専門普及指導員による講義