林務課の仕事:造林補助制度Q&A(林務課)


林務課の仕事:造林補助制度Q&A(林務課)


造林補助制度Q&A

Q1 どんな山づくりが助成の対象になるのですか?
Q2 どのくらいの金額が助成されるのですか?
Q3 いつでも、どんな森林でも助成の対象になるのですか?
Q4 自宅の庭木として木を植えたいと思いますが、それも助成の対象になりませんか?
Q5 助成を受けた森林は木を伐れなくなると聞きましたが、本当ですか?
Q6 自分の所有山林でどのような山づくりをすればよいかわかりません。また、具体的な施業の実施や助成を受けるためにはどうすればよいですか?



Q1
 どんな山づくりが助成の対象になるのですか?

A1
 さまざまな助成メニューが用意されていますが、代表的なものは次のとおりです。

・苗木を植える(人工造林)

 syokusai.jpg

 木を伐(き)った跡地や、今まで木が生えていなかった土地などに木を植える作業です。
 また、今木が生えている土地の中にさらに木を植え込む作業(樹下植栽)にも助成ができます。
 台風などによる気象災や森林病害虫や野ねずみによる被害を受けた人工林に対しては、その復旧のために木を植えることがありますが、その助成も行なっています(被害地造林)。
 木を植える準備の整地作業(地拵え・じごしらえ)、苗木を植える作業、苗木代、のすべてが助成対象です。

・若木を育てる(下刈)

 kariharai.jpg  植えてから数年間は、雑草に日光をさえぎられるとせっかく植えた木が生育不能になってしまいます。
 これらの草などを刈って除去する作業を「下刈り(したがり)」と呼んで、助成の対象としています。(除草剤による作業は助成対象となりません)

・木を間引く(除・間伐)

kanbatu.jpg   木が生育するにしたがって、不要木を除去したり、つるを切ったりする作業(除伐・じょばつ)や、主に生育のよくない木を間引く作業(間伐・かんばつ)が必要になります。
 これらの作業は良質な木材を生産するのはもちろんのこと、森林の中に十分な光を確保し、森林内の植生を保つためにもとても重要です。

・木を守る(森林保護)

 せっかくお金をかけて植えた若木も、冬の野ねずみにとっては大好物です。オホーツク地域の主要造林樹種であるカラマツ類の若い木を中心に、殺鼠(そ)剤の散布が行なわれており、それに対する助成も行なっています。
 (エゾシカの被害に対しては、忌避剤塗布やエゾシカの侵入防止柵等に対する助成メニューが用意されています)

 なお、収穫のために木を伐採する行為(主伐・しゅばつ)については、助成の対象としていません。
また、各市町村でこれら以外の独自の補助をしていることもありますので、市町村の林務担当窓口やお近くの森林組合へお問い合わせください。

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Q2
 どのくらいの金額が助成されるのですか?

A2
 森林経営計画(注1)にもとづいて行なわれる事業については、事業費に対して実質68%の助成を行なっています。(事業によっては異なる場合があります。例えば、一定の要件を満たす木を植える事業については、北海道と市町村が上積み補助を実施しています。)

(注1)森林経営計画(しんりんけいえいけいかく)とは…
 森林所有者または森林の経営の委託を受けた者がたてる長期(40年間)の森林施業に関する方針と短期(5年間)の実際の施業内容に関する計画を市町村長等が審査し、認定する制度で、森林法第11条に基づいているものです。この認定を受けた森林施業については税制面や助成に関して様々な優遇があります。

 その年の補助金を算定する際の基礎となる標準的な事業費を、北海道では「森林整備事業(造林関係)標準単価」として、毎年公表しています。北海道水産林務部森林整備課のページでご覧ください。
 実際の事業費はその森林の自然的・地理的条件などによって異なります。お近くの森林組合等にお問い合わせください。
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Q3
 いつでも、どんな森林でも助成の対象になるのですか?

A3
 造林補助制度は、人工林(人為的に木が植えられた森林)を主な助成対象としています。ただし、天然林(今まで人為によらず天然力で生育してきた森林)に対する助成が全くないわけではないので、ご相談ください。なおいずれも、森林経営計画等をたててその計画に基づき作業を実施したものが対象となります。
 
また、造林補助制度は公共事業(注2)のひとつに位置付けられて実施されています。そのため、採択にはさまざまな要件があります。さらに、公共事業としての計画に則して国や北海道の予算の範囲内で実施される必要があります。ですから、山づくりの作業を行なえば「すぐに」「必ず」助成を受けられるわけではありません。A6で紹介している各種機関・団体にまずはご相談ください。

(注2)造林補助と「公共事業」
「公共事業」といえば、道路や施設の建設が思い浮かびますが、「市場経済原理のみでは国民経済社会に不都合が生じる場面で公的機関が行なう事業」として、造林補助も公共事業のひとつとされています。森林には「公益的機能」(前のページで説明)があることがその大きな理由です。
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Q4
 自宅の庭木として木を植えたいと思いますが、それも助成の対象になりませんか?

A4
 造林補助金を交付する直接の根拠は森林法第193条によっています。その森林法では、第2条で「森林」という言葉の定義を述べていますが、住宅地やその上にある立木は定義から除外されています。したがって、住宅地の庭木等は造林補助制度では助成の対象とはなりません。
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Q5
 助成を受けた森林は木を伐れなくなると聞きましたが、本当ですか?

A5
 公共事業として税金を投入している以上、その事業には一定程度の効果を生じさせる必要があります。そのため、助成を受けた森林については、原則として、
補助を受けた年度の翌年から起算して5ヶ年度の間はその森林の立木全面伐採や林地外転用を認めない」という条件があります。これに反すると、補助金を返還していただく場合があります。(森林所有者が売買によって変わった場合でもこのルールは継続します)
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Q6
 自分の所有山林でどのような山づくりをすればよいかわかりません。また、具体的な施業の実施や助成を受けるためにはどうすればよいですか?

A6
 山づくりの実際の計画・作業には専門の知識や、技術が欠かせません。山づくりへの意欲はあるけれども、自分では作業はできない・・・。そんなみなさんの山づくりをサポートする機関・団体をご紹介します。
 また、助成の詳細な要件などについてはオホーツク総合振興局産業振興部林務課森林整備係(〒093-8585 網走市北7西3丁目 電話0152-41-0647)でもご相談を受け付けております。


森林室(北海道の機関。森づくりセンターが名称改正されました。)
オホーツク総合振興局管内では3箇所設置されており、みなさんの山づくりのお手伝いをしています。山づくりに関することなら、何でもお気軽にご相談ください。

オホーツク総合振興局管内の森林室

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東部森林室普及課
(担当区域:網走市、北見市、大空町、美幌町、津別町、斜里町、清里町、小清水町、訓子府町、置戸町、佐呂間町)
〒090-0018 北見市青葉町2-10
電話 0157-24-6276
西部森林室普及課
(担当区域:紋別市、滝上町、興部町、西興部村、雄武町)
〒098-1607 紋別郡興部町字興部708
電話 0158-82-2158
西部森林室遠軽事務所
(担当区域:遠軽町、湧別町)
〒099-0404 紋別郡遠軽町大通北1丁目 オホーツク総合振興局遠軽総合庁舎内
電話 0158-42-7420

各市町村の林務担当窓口
 市役所や役場の林務担当窓口では、職員が山づくりに関する相談に乗ってくれます。各市町村独自の施策があることもありますので、ご相談ください。

お近くの森林組合

shinrinkumiai.jpg   森林所有者の協同組織である森林組合は、みなさんの山づくりの相談に乗ってくれることはもちろん、森林所有者に代わって計画の作成や事業の実施を行い、助成を受けるための申請、精算までしてくれる心強い味方です。山づくりを考えている方は、まずお近くの森林組合に相談することをお勧めします。
 オホーツク総合振興局管内には2021年5月現在、9つの森林組合があります。…管内森林組合一覧へ


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