斜里町酪農振興会の会員相談巡回を始めました(清里支所)
令和5年1月に、複数の農業者から育成牛に関わる相談があったことから、酪農振興会の企画による酪農家巡回を行いました。斜里町の指導農業士・農業士会の研修会で斜里町酪農振興会会長が発表した「斜里町酪農のあるべき姿」の調査報告を聞いた地域の酪農家が危機感を抱いたことがきっかけです。
発表は「斜里町では酪農家が10戸に減ってしまい、今後どんな風に生き残っていったらいいんだろう?」という会長の思いから始まりました。話題は輸入飼料、資材高騰、耕畜連携から草地の更新に至るまで多種多様な報告でした。
研修会後は、地域で酪農の危機感が共有され、JA担当者と普及センターが連携しながら相談巡回をスタートしました。巡回時の農業者の意見を活かしながら、次年度は研修会と情報交換会の開催を計画しています。
普及センターは今後もJAと連携をとりながら、農業者の活動支援を行っていきます。
生産者と一緒に施設の工夫を確認