復活!美幌地区農村ゼミナール（美幌支所）
普及センター美幌支所では、美幌町、大空町女満別における就農5年目までの農業者、JA・役場職員等を対象とした農村ゼミナールを20数年ぶりに復活させました。第1回目のゼミナールは令和4年11月18日(金)に開催し、27名の出席がありました。内容は「秋まき小麦の生育・作業」と「土作りの基本」で、グループワークや演習を交えました。
「秋まき小麦の生育・作業」では班に分かれ、小麦の生育や作業の栽培カレンダーの完成を目指し、グループワークを行いました。その後、荒木係長より地域の栽培状況と秋まき小麦の生育に合わせた作業の重要性に関する講義を行いました。「土作りの基本」では、受講者が持参した土壌サンプルを用いて、土壌診断方法と結果に基づく土壌改良方法について演習をしました。参加者からは、「親の指示どおりに作業しているため、普段行っている作業の目的を考えたことがなかった」「自分の住む地域の土壌区分について初めて知った」などの声があがりました。
ゼミナールは小麦や土壌の基礎を学ぶだけでなく、地域の農業者同士が疑問を出しあい、交流する場にもなり、参加者からは「ぜひ次回も参加したい」との声があがりました。
美幌町、大空町女満別ではこれまで若手農業者等を対象とした学習機会の場が少なかったことから、本ゼミナールを復活させました。今後、令和5年度の秋までに、9回実施する予定です。普及センターは本ゼミナールを通じ、地域を担う農業者を支援していきます。
参加者が1年間における小麦の生育期節と作業内容を話し合いながら、カレンダーを作っています
持参した土と標準土を比べて、土性を確認しています
