令和5年1月16日（月）、令和4年度美幌地区農業士会冬季研修会が開催され、美幌町、津別町、大空町女満別の農業士・指導農業士をはじめ、地域農業者、各町、JAを含めて計81名の参加がありました。研修会では、北見工業大学の白川龍生准教授の講演と、普及センターの令和4年度試験成績報告を行いました。
白川准教授の講演「オホーツク地域の気象と農業生産について」では、当地区における降雪の特徴や天気図の見方などについて説明されました。農業者からは「近年異常気象が見られるが、今後はどうなっていくのか」「2、3日前の予報では対応が遅れてしまうが、自分で判断するために天気図で注目すべき点は？」など積極的な質問が挙がりました。
試験成績報告会では、令和4年に実施した17課題のうち、小麦やドローン活用など計7課題について報告しました。農業者からは「（今回は小麦に関する試験だが）他作物でのドローン導入でもメリットはあるか」「今後、みどりの食料システム戦略に向けて、何か普及センターで取り組んでほしい」などの質問・意見がありました。その他、「畜産やたまねぎの報告も聞きたい」「聞きたいことがまだまだあった」などの声も聞かれました。
今回の研修会は、新たな試みとして3町の農業者や関係機関が一堂に会した中で試験成績を報告したことや、農業士以外の若手農業者・試験協力農家にも参加を呼びかけたことにより、活気の溢れる研修会となりました。今回頂いた声を活かしながら、今後も地域の農業者とともに活動していきます。
普及センターから試験成績報告を行いました
計81名の参加がありました
