普及センター遠軽支所では、地元の酪農家からの相談により、3年前から中湧別小学校が「総合学習」で取り組む牛の勉強を支援しています。今年も、2戸の酪農家と普及センター職員が先生となって、小学3年生に対して授業を行いました。
令和4年12月9日は、牧場で子どもたちが搾乳ロボットやほ乳ロボットを実際に見ながら説明を聞き、乳牛のエサやりを体験しました。子どもたちは「機械から牛乳が出てるね」「ミルクを飲んでるよ」と言いながら観察していました。
また、令和4年12月12日は、酪農家と普及センターが小学校の教室で、子牛から母牛になるまでの話や生乳がどこに運ばれるか等を説明しました。「牛の耳についている黄色いものはなんですか?」「牛に反抗期はあるんですか?」など、たくさんの質問が飛び交いました。
勉強後、子どもたちからは、「牛の番号は世界で一つだけなんだ」「湧別町が人よりも牛の数が多いのはびっくりした」「湧別の牛乳がほとんど加工品になるのは知らなかった」と感想が寄せられ、牛や牛乳について理解を深めてくれたようです。
普及センターはこれからも、地元の生産者や関係者と協力して、子どもたちへの食育を支援します。
搾乳ロボットについて説明を聞く子どもたち
牛のエサやり体験