オホーツク管内高付加価値化研修会「直売所の作り方講座(第1回)」を開催(広域)
令和4年12月22日、高付加価値化の新たな担い手の育成と既存直売所の集客や売上アップなど地域活性化を目的とした、オホーツク管内高付加価値化研修会「直売所の作り方講座(第1回)」を会場とWeb参加併用により開催しました。
当日は農業者13名と関係機関や農協職員などが参加しました。
はじめに「直売所向け野菜品種の選び方」と題し、(株)渡辺農事北海道営業所の安達英人所長より、売れ筋野菜の選び方や全道直売所の事例など、たくさんの写真を交えながら講演を頂きました。
次に「消費者に届くデザインの活用(ラベルやパッケージ、POP)」と題し、北海道カラーデザイン研究室の外崎由香代表よりWeb にて講演を頂きました。レトルトカレーやシャンプーのパッケージを例とした色によって消費者が受けるイメージを使い分けている事例やワークショップから、「一目で中身が分かる商品パッケージデザインの大切さ」を学びました。
二つの講演を通し、「作りたい物を作るのではなく、売れる物を作る」という、農業者が高付加価値化に取り組む上で大切なキーワードを学ぶことができました。
農業者からは、「訳あり商品にしっかり訳を書く」「トマトやカリフラワーなどのカラフル詰め合わせ袋に挑戦してみようと思う」「普段あまり考えていなかったデザインの重要性が大変勉強になった」「高齢のお客さんにも見やすいポップの字体や色の参考にしたい」との声が聞かれました。
今年度、研修会「直売所の作り方講座(第2回)」は令和5年1月に開催予定です。農業改良普及センターでは、引き続き高付加価値化に関わる情報提供を行っていきます。
講演「消費者に届くデザインの活用」
講演「直売所向け野菜品種の選び方」