令和5年1月26日、オホーツク有機農業ネットワーク（矢作芳信代表）は大空町女満別研修会館を会場に「オホーツク有機農業セミナー」を開催しました。研修会は会場とWEB配信も行い、ネットワーク会員や消費者、学校関係者、関係機関などが参加しました。
講演は長谷川クリニック長谷川浩院長より「なぜ食物アレルギーがわずか70年で急増し、重症化してきたのか」をテーマに、「アレルギーの悪化要因の根本原因を減らす価値観を考えてみませんか」という提案と、「オホーツクは大気・水・土をクリーンに保つことで、産業の大きなセールスポイントになる」との話をいただきました。
次に、「有機農産物の管内の生産状況と学校給食への導入事例」について（オホーツク総合振興局）、「みどりの食料システム戦略」について（農政事務所）、「津別町における5Gスマートトラクターシステム実証事業」について（矢作代表）、情報提供を行いました。
その後、吉羽雅昭東京農業大学名誉教授の司会で、意見交換を行いました。「生産物の価格への考え方」の話題では、長谷川院長より「かかるお金は払わないといけない。考え方を変える。行動力が必要」との意見や、参加者からは「給食にて生産者側は無償や安価で金銭的には大丈夫なのか？」「有機農産物のカレンダーが欲しい」などの声が聞かれました。
普及センターでは、有機農業の理解を深めるオホーツク有機農業ネットワークの活動を今後も支援していきます。
集合研修からオンライン配信
