近年、てんさいは肥料価格の高騰により肥料費が著しく上昇し、作付面積は減少傾向にあります。
一方、てんさいは畑作物の輪作体系や長期的な土づくりの観点から不可欠な作物です。また、美幌町内には製糖所があり、町内における雇用の創出など地域経済においても重要な位置づけにあります。
そこで普及センターでは、関係機関連携のもと、てんさいの肥料費を削減し、作付面積の維持を目的とした「美幌町てんさい肥料高騰対策プロジェクト」を立ち上げました。
令和5年3月22日に行われた第1回目のプロジェクト会議では、JAびほろ、美幌町農業ICT推進協議会(農業者)、日本甜菜製糖(株)美幌製糖所、ホクレン肥料(株)、美幌町、普及センターの担当者15名が集まり、今後の取り組みについて話し合いました。その結果、令和5年度はICT活用を前提に、環境面にも配慮した肥料費削減の大型実証ほを設置することにしました。
今後も普及センターは、プロジェクトをとおして肥料高騰対策に取り組んでいきます。
今年の活動内容について農業者、関係機関で話し合いました